中央検査部

中央検査部では医師が患者さんの診察をする上で欠かせない様々な検査を実施しています。当検査部は、日本臨床衛生検査技師会主催の外部精度管理調査を受検し、毎年良好な結果を得ています。

中央検査部について

中央検査部は、臨床検査技師9名の人員で運営しています。業務は血液、尿などの成分分析を行う検体検査、輸血に関連する輸血検査と心電図、呼吸器能、脳波、超音波などの生理機能検査に分かれます。一部の特殊な検査は外部委託しています。緊急検査は休日・夜間に関わらず24時間体制で行っています。

当検査部は、『患者さんに信頼される質の高い検査データを提供する』をモットーにスタッフ一同、日々研鑽しています。

臨床検査技師とは

医師の指示のもと、血液・尿などの検体を使って行う検体検査と心電図・超音波検査などの生体検査をおこなうことができる厚生労働大臣認定の国家資格です。

特色

中央検査部は9名の臨床検査技師で、検体検査チームと生体検査チームに分かれて業務を行っています。少ない人員の中でチームに分けることで、技師の専門性が高められます。また、チーム間の協力体制ができているため、忙しい部所に速やかに応援に入り、患者さんの待ち時間を極力少なくするように努めています。

スタッフ(2020年2月現在)

臨床検査技師 9名

認定資格等

  • 超音波検査士 1名(循環器・血管・消化器・体表臓器・泌尿器・健診の6領域)
  • 緊急臨床検査士 2名
  • 認定輸血検査技師 1名
  • 臨床工学技士 1名
  • 医療情報技師 1名
  • 有機溶剤作業主任者 1名
  • 特定化学物質及び4アリキル鉛等作業主任者 1名
  • 第2種(一般)放射線取扱主任者 1名
  • 2級医療事務(現:メディカルクラーク) 1名

中央検査部の業務内容

血液・尿の検査(検体検査)

至急検査は通常30~40分で報告しています。その他の血液検査は即日報告しています。但し、一部の検査の報告には数日かかります。

検体検査

血液検査
  • 末梢血液検査
  • 止血検査
  • 骨髄検査
一般検査
  • 尿検査
  • 便検査
  • 寄生虫検査
  • 髄液検査等
生化学検査
  • 肝機能
  • 腎機能
  • 糖尿病
  • 炎症
  • 膵機能
  • 心機能
  • 電解質
  • 痛風
  • 脂質
  • 免疫血清
  • 感染症検査等
輸血検査
  • ABO血液型・Rh型
  • 不規則抗体スクリーニング検査
  • 交差適合試験
  • 血液製剤管理等
迅速検査
  • インフルエンザウイルス
  • アデノウイルス・RSウイルス
  • A群溶連菌
  • ロタウイルス
  • ノロウイルス等
日立7180生化学自動分析装置
ベックマンコールター自動血球測定装置

生理機能検査

心電図、呼吸機能、血圧脈波(ABI)、超音波検査は即日報告です。24時間心電図(ホルター)、脳波、尿素呼気試験(ヘリコバクターピロリ)、終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)などの予約検査は結果の報告まで1週間程度かかる場合があります。

生体検査

  • 循環機能検査
  • 呼吸機能検査
  • 脳波検査
  • 血圧脈波検査
  • 超音波検査
  • 聴力検査
  • 尿素呼気試験
  • 睡眠時無呼吸検査 等

エコー室(超音波検査室)

当検査室の超音波診断装置

エコー(超音波)検査は、人の耳では聞き取ることができない音波(2~15MHz位)を用いて各臓器の形態や血液の 流れなどをリアルタイムに観察します。痛みがなく、体に害のない何度でも繰返しが可能な検査で、さまざまな部位で 幅広く利用されています。

当検査室では頸動脈・血管(下肢動脈・下肢静脈)・腹部・心臓・甲状腺・乳腺などを主に検査しています。検査時間は30分程度で部屋を少し暗くしています。検査部位により食事制限などがありますのでお気軽にお尋ねください。

キャノン社製 Aplio i700CV
キャノン社製 Xario XG

血管超音波検査

近年の高齢化や欧米化の生活から、動脈硬化が増加し注目を集めています。頸動脈エコーは主に生活習慣病(糖尿病・脂質異常症・高血圧症・喫煙・肥満など)や動脈閉塞性疾患(脳血管障害・虚血性心疾患・閉塞性動脈硬化症など)の診療に際して参考となる検査の一つです。その他、腹部大動脈・腎動脈・下肢動脈・下肢静脈などの血管を検査しています。

総頚動脈(正常例)
総頚動脈(正常例)

腹部超音波検査

各診療科や健診センターの依頼により、肝臓・胆嚢・腎臓・膵臓・脾臓などの臓器を主に検査しています。脂肪肝や胆石などには特に有用です。

肝臓(正常例)
肝臓(脂肪肝)

心臓超音波検査

心臓の大きさ・動き・弁・血流等を観察します。

心臓(正常例)
心臓(正常例)

乳腺超音波検査

乳腺の腫瘤性病変の発見、観察のための検査を行っています。

乳腺(正常例)

甲状腺超音波検査

甲状腺の腫瘤性病変の発見、慢性疾患の経過観察などの検査を行っています。

甲状腺(正常例)

検査について

検査は国家資格を持つ臨床検査技師が担当しています。中央検査部のスタッフは日常の検査業務の他に各種学会・講習会へ積極的に参加し、患者様の診療に役に立てる情報が提供できるよう日々努力しています。また、当院では日本超音波医学会認定超音波検査士が在籍していますので、安心して検査を受けていただけます。
エコー検査は、予約にて行っています。お気軽に各診療科にてご相談ください。

超音波診断装置(キヤノン社製 Aplio i700CV/Xario

当院の超音波診断装置で最高水準の精密検査を受けていただけます。最新の技術により画像が向上しており、限りなく細くしたシャープなビームでスキャンできるため、臓器(心・肝・胆・膵・腎・膀胱・血管・その他)疾患の検査に絶大な効果が得られ、検査後の治療計画から治癒まで幅広くお役立て頂けます。また、検査精度が向上し病変の早期発見に役立ちます。

2019年エコー検査業務実績

  • 腹部エコー:729件
  • 心エコー:846件
  • 血管エコー:662件(頸動:189件、下肢静脈:461件、下肢動脈:12件)
  • 乳腺エコー:89件
  • 甲状腺エコー:90件

その他の業務

  • 心臓カテーテル介助業務、エルゴメータ、CPX検査
  • 健診業務
  • 関連学校の講師
  • 情報発信 「検査部だより」 年4回発行、「輸血ニュース」 年6回発行

中央検査部に来られる患者さまへ

  • 中央検査部は、2階売店を過ぎて左手にございます。
  • 検便・喀痰の提出・脳波などの生体検査は、2階「中央検査部①」で受け付けしています。

関連情報

  • 2018年度阪奈中央病院健康教室(中央検査部)「動脈硬化と血管年齢」…2018年11月開催