内視鏡センター

当院では、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)を行うとともに、下記の内視鏡的な治療を行っております。

内視鏡での治療範囲

  • 胃・十二指腸潰瘍からの出血(内視鏡的止血術)
  • 総胆管結石症(内視鏡的乳頭切開術による採石術)
  • 食道・胃内異物(食物以外の物を誤って飲み込む)内視鏡的異物摘出術
  • 閉塞性黄疸(内視鏡的胆道ドレナージ術、ステント留置)
  • 消化管狭窄(内視鏡的拡張術、ステント留置)
  • 早期の食道癌・胃癌(内視鏡的粘膜切除・粘膜下層剥離術)
  • 胃ポリープ(内視鏡的胃ポリペクトミー、粘膜切除術)
  • 大腸ポリープ(内視鏡的大腸ポリペクトミー、粘膜切除術)
  • 食道静脈瘤(内視鏡的食道静脈瘤結紮術、地固め療法)
  • その他、内視鏡下胃瘻造設術など

つらくない、鼻から入れる内視鏡もあります

これまで、胃内視鏡は口から挿入する経口内視鏡が一般的でした。胃カメラ(胃内視鏡)というと多くの方は「しんどい、つらい、怖い」検査という印象をお持ちと思われます。
検査を受ける方々の負担を軽減できる方法として、一つの方法は外径が約5㎜の細い内視鏡の経鼻内視鏡(鼻から入れる内視鏡)があります。内視鏡が舌のつけ根を通らず、経口の内視鏡検査に比べ、検査時の吐き気・不快感が軽減できることが期待されます。もう一つは鎮静薬の点滴を行い眠っているもしくは眠たい状態で検査を受ける方法です。検査中の苦痛の自覚はかなり軽減され、目覚めた時に検査が終わっています。

検査日

月曜日 / 水曜日 / 木曜日 / 金曜日 / 土曜日

検査方法の種類

当院での検査の方法は下記の3種類のいずれかで行っております。

  • 経口内視鏡で行う方法(喉の麻酔):
    従来から行われている方法で嘔吐反射が強いと苦痛も強くなる可能性がありますが、検査終了後は比較的早期に帰宅可能です。
  • 経鼻内視鏡で行う方法(鼻の麻酔):
    画像は少し低下しますが、嘔吐反射が軽度で、検査中も会話ができます。鼻の痛み、鼻出血を伴うことがあります。また、鼻の道が狭い場合や処置が必要場合は口からの内視鏡に変更します。
  • 鎮静薬を点滴し経口内視鏡で行う方法(鎮静薬の点滴、喉の麻酔):
    眠っているもしくは眠たい状態で検査を受けることができ苦痛はほとんどありません。検査後はある程度鎮静からさめるまで病院で休んでいただく必要があり(1時間程度)、その日の車の運転は禁止となります。また、年齢が高い、心臓、肺などの合併症がある場合は鎮静することが危険な場合もありますので、その場合は主治医もしくは内視鏡担当医にご相談ください。

検査予約時に上記のどの方法を希望するかを主治医または検査依頼医とご相談の上、決定してください。

負担の少ない治療で早期発見を

これまでの喉の麻酔のみの経口内視鏡検査に対して抵抗感・恐怖感のある方が、検査を受ける機会を失うまたは遅れることで病状の把握ができないことよりも、負担の少ない経鼻内視鏡検査、鎮静下での内視鏡で少しでも早く病状を知り、適切な治療に結びつけることが大切であると思われます。
特に癌の場合、より早い発見は内視鏡(胃カメラ)での治療が可能となり、また外科での手術となった場合でもより早い治療を受けることで治る可能性も高くなります。
より負担の少ない経鼻内視鏡の登場、鎮静下での内視鏡によって、内視鏡検査がさらに身近なものになることが期待されます。また、検査の負担が少なければ、定期的な検査も行いやすくなります。
気になっているがなかなか検査を受けられていない方は気軽にご相談ください。
大腸内視鏡につきましても、胃内視鏡と同様、鎮静下で行うことが可能です。

経鼻内視鏡検査(けいびないしきょうけんさ)

経鼻内視鏡の比較

経鼻内視鏡の比較

経鼻内視鏡検査の特徴

経鼻内視鏡検査の特徴

NBI内視鏡システム

阪奈中央病院内視鏡センターは、NBI内視鏡システムを導入しました。
当施設では、これまで地域の消化管疾患の減少を目標に消化管内視鏡検査に力を入れてきました。今回改めて内視鏡センターを立ち上げ、今まで以上に内視鏡検査に力を入れ地域医療に貢献していきたいと考えております。

NBI(Narrow band imaging 狭帯域光観察)

大腸内視鏡検査においては、レントゲンからの被ばくを回避する為にオリンパス社製のUPD(内視鏡形状観測装置)を導入しております。この製品によって放射線の被ばくから患者さまを守る優しい大腸検査を行っております。また、いち早く硬度可変内視鏡の導入を行いました。

当院では、オリンパス製の内視鏡システム
「EVIS LUCERA ELITE(イーヴィス・ルセラ・エリート)」を採用しております。

  • 高画質、広い視野で、より小さな病変を察知できます。
  • 挿入性にも優れ、正確さ・安全性を確保しながら、痛みを軽減し迅速に検査を行うことができます。
  • NBI(特殊光観察:狭帯域光観察)によって、これまでは不鮮明だった病変を映しだすことができ、早期がんの発見において大きな役割を果たします。

検査をおすすめする気になる症状

以下の症状がある場合、NBI内視鏡システムでの検査をおすすめします。

  • 声がかれる
  • 食事の時につっかえる感じがする(のどに違和感がある)
  • 口の中がいたい、何かできているような感じがする
  • 1日20本以上喫煙される方や飲酒量の多い方