人工透析センター

人工透析センター
フォローと連携
当院2Fナースステーションそばに併設されています。診療各科とも緊密なフォロー・アップ体制をとっており安心して透析を受けていただけます。
またご高齢の患者様には、併設の在宅支援グループとの連携のもと、在宅生活のお手伝いしております。 透析を必要とされる患者様とご家族様が、心豊かで安心した生活を送っていただけますよう願っております。
当院の治療環境
新しい透析 On line-HDF (オンラインろ過透析)装置を増設し、透析患者さんの予後を改善します。
オンラインHDF(血液浄化 on-line HDF)
透析用監視装置DCS-100NX
長期間透析を継続することで、β2マイクログロブリンという物質が関節や骨に沈着して神経を圧迫し、関節炎やしびれなどを起こす透析アミロイドーシスが発生しやすくなります。
オンラインHDFは、無菌的に調製された透析液をそのまま置換液として用い、体内に大量の透析液を注入し、それと同量の除水を行います。それにより、通常の血液透析だけでは除去が困難なβ2マイクログロブリン等を積極的に取り除くことができます。
このような優れた臨床効果が得られることから、日本でも2010年から保険診療で認められるようになった新世代の血液浄化療法です。
オンラインHDFでは極めて清浄な透析液を用いるため、エンドトキシンなどによる血液汚染も予防できる方法として注目を集めています。

オンラインHDFの水質管理について
日々、透析液を使用していると、透析液は糖分や温度などで細菌・エンドトキシンという物質で汚染される可能性が出てきます。透析液を補充液に使用していいのは、厳重な透析液の水質管理実施施設だけです。
オンラインHDFを行うためには、細菌やエンドトキシンを測定感度以下になるまで清浄化する必要があり、そのため当院ではエンドトキシンを防ぐエンドトキシン捕捉フィルター(CF)という機器を取り付けて対応しています。
毎月、透析液を「ROタンク」「循環水」「コンソール」の全台と「配管末端」のコンソールCFフィルター前から採取して、 透析医学会が定めています透析液水質管理基準のレベルを維持しております。
オンラインHDFの利点
  1. 透析患者さんの予後(QOL クオリティオブライフ)を改善させる。長生きができる。
  2. 心臓への負担が少なく、血圧の低い方に有効である。治療中の血圧が安定する。
  3. 腎臓にもやさしいため、尿が出る期間が延長する。
  4. 炎症マーカーが減少して、酸化ストレスが改善する。
  5. 貧血が改善する
  6. 栄養状態が良くなる
  7. いらいら足・皮膚のかゆみ改善等の治療効果がある
  8. 手根幹・アミロイドーシスの治療効果がある
透析食について
当院の管理栄養士が患者様の栄養バランスを考えて調理した透析食をご用意しております。
食事指導も管理栄養士が専門的に行っています。
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透析メニュー例
・かやくごはん・焼き鮭・煮物・きゅうりの酢の物・フルーツ
・白玉だんご・野菜汁
透析治療時間
曜日
9:00~17:00
夜間透析 - - -
血液浄化療法の種類
病名 血液浄化療法
腎不全/
クラッシュ症候群
HD(血液透析)
シャント(動脈と静脈をつないで透析に必要な血液量を得るためのもの)やカテーテルから血液を体外に出し、ダイアライザー(フィルター)を介して老廃物の除去及び水分の除去を行う。HDでは拡散、HFでは濾過、HDFではその両方の原理を用いている。
エンドトキシン血症/
敗血症/
家族性高コレステロール血症/
肝性昏睡など
PP(血漿吸着)/DHP(血液吸着)
血液中や血漿中の特定の物質を膜などにくっつけることで除去する方法。
循環動態の不安定な患者、
術後患者など
CHF(持続的血液濾過)
通常の血液透析が一回3~5時間程度であるのに対し、より長時間にわったって緩和な透析や濾過を行う方法。
急性肝不全/
急性膵炎/
自己免疫疾患など
PE(血漿交換)
血液中の悪くなった血漿成分を除去し、健常人の血漿成分(FFP:新鮮凍結血漿)や血漿製剤と交換する方法。