活動報告

3月健康セミナー開催のご報告

2026年03月31日

3月27日(金)に以下のプログラムで健康セミナーを開催いたしました。

「オーラルフレイル」
~お口の変化とその影響~
オーラルフレイルの予防・対策について一緒に学びましょう!

【講師】
阪奈中央病院
歯科口腔外科 歯科医師
 辻村 大輔

暖かな日差しが心地よい中、多くの方々にご来場いただき誠にありがとうございました。
前回の「アイフレイル」に続き、今回は「オーラルフレイル」をテーマに開催いたしました。講師は、日頃から訪問歯科に携わっている歯科医師が担当。ユーモアを交えた親身な解説に、会場は笑いに包まれながらも、多くの学びを得られる充実した時間となりました。

前半は身体の加齢変化についての説明がありました。口腔の加齢変化として、歯数の減少、唾液量の減少、口腔乾燥、舌の萎縮、味覚の低下や、口の周りの筋肉が年齢とともに細くなることなどが挙げられます。滑舌低下や食べこぼしなど「ささいな口の衰え」を放置し、口の機能低下(口腔機能低下症)を経て、噛む・飲み込むといった「食べる機能障害」へと悪化すると、全身のフレイルや要介護リスクが高まります。
説明の中で、噛む回数や食事時間の変化を示した統計のお話があり、現代ではいずれも昭和前期の約半分になったそうです。食品が柔らかく調理され、よく噛む必要がなくなったことが一因ですが、それに伴い、舌の力(舌圧)も低下してしまいます。

口腔機能検査の説明では、実際に院内で行われている検査風景を動画で分かりやすく知ることができました。口腔衛生状態、口腔乾燥、舌・口唇運動機能、咀嚼機能、舌圧、嚥下機能、いずれも簡単な検査で計測でき皆さん興味深くご覧になっていました。

後半では、姿勢と頭位(顎位)の関係性についての説明がありました。身体の一部を傾けると、自然と全身でバランスをとる仕組みになっています。実際に全員で実演し理解を深めることができました。
オーラルフレイルの予防で大切なことは「食べること」「しゃべること」ですが、その際の姿勢を正しくすことでより効果を上げることができます。理想的な咀嚼運動の解説では、鹿がリズミカルに顎を動かす映像に思わず笑みがこぼれる場面もあり、セミナー全体を通して終始和やかな雰囲気に包まれていました。

オーラルフレイルは段階的に進行しますが、その入り口は「口の健康への関心の低下」にあるそうです。些細な違和感や小さなお悩みも、早期のケアが進行防止の鍵となります。お口の健康を守るために、ぜひ当院の歯科・歯科口腔外科へお気軽にご相談ください。
<阪奈中央病院 歯科・口腔外科>


〈次回健康セミナーのご案内〉
【日時】令和8年 4/25(土) 14:00~15:00
【会場】グリーンホール田原(1階なるなるホール)

「知りたい!これってうつ病?」
気分の落ち込み、やる気が出ない、体の不調、また、記憶力の低下など、うつ病は様々な症状が出現する病気です。本セミナーではうつ病の基本的な症状や治療、予防に加え、認知症などとの違いも分かりやすくお伝えします。お気軽にご参加ください。

【講師】
阪奈サナトリウム もの忘れ外来
日本認知症学会専門医・精神科専門医
 川村 清子 医師

参加無料 ・ 要予約
どなたでもお気軽にご参加ください!