「不安を和らげる傾聴と笑顔」

Sさん 3B病棟勤務

これまでの6ヶ月で心に残った看護は、2つあります。
1つ目は術後長期間のベッド上安静で過ごされていた患書さまとの関わりについてです。

術後長期間ベッドから降りられない状態が続いて「辛いです。痛いです。しんどいです。」「早く動きたいです。」などの発言や表情も硬く、笑顔が見られず多々涙ぐまれる状態でした。夜間も疼痛や不安で眠れておらず、体位変換や不安、疼痛の訴えの為ナースコールを頻回に押され、先輩方も話の傾聴を何度も行っていました。

私は、関わる中で少しでも表情に笑顔が見られるよう、また、気持ちも明るくなれるように話の傾聴や気分転換してもらえるようにしたいと思っていました。ベッド安静でお風呂にも入れていなかった為、気分転換を目的として私は洗髪を提案しました。「やってください。」と反応され、笑顔も見られました。コミュニケーションをとりながら洗髪をしたところ時々笑顔が見られ、「スッキリしました。ありがとう。」と反応がありました。しかし、同時に動けない苦痛や、不安に寄り添う言葉の声掛けが難しいと感じました。

先輩のコミュニケーションの仕方を観察していると、聴く姿勢や共感的な声かけを行なっていました。忙しい業務の中で訴えや話の傾聴を行なっており、患者さまの気持ち・考え、苦痛を理解することは、信頼関係を築くためにもとても重要な事だと改めて感じました。

2つ目は、手術直前の患者さまとの関わりです。手術前の患者さまは緊張や不安、恐怖心を持っている方がたくさんいます。その患者さまも訪室すると緊張や痛みの心配をされており、夜も眠れていない様子でした。その為、術後の痛みや帰ってきた後の説明を行いました。

今でもオペ出しする前はバタバタしてしまうことが多く、段取りも悪い中、患者さまは「あなたが手術の時一緒に行ってくれてとても緊張もほぐれたし、あなたがいると病棟が明るく感じる。」とおっしゃいました。このことより、自分の声かけや、明るく患者さまと接することで精神的側面でも関わることができると知りました。

これらの心に残った看護を通して、明るく笑顔で接することの大切さを学びました。また、話を丁寧に傾聴することで患者さまは安心感を得られると感じました。しかしその反面、傾聴の難しさも学ぶことができました。また、笑顔で接することで緊張が和らぎ、信頼関係を築きやすくなることもわかりました。この経験を通して、看護における傾聴の重要性や、患者さまの心に寄り添う姿勢の大切さを学ぶことができました。