新人看護職員研修

新人看護職員研修として、急変時対応についての研修を行いました。

今回の研修では、講師として近畿大学奈良病院の急性・重症患者看護専門看護師の犬童(いんどう)隆太先生に来ていただきました。
これは、近畿大学奈良病院の地域貢献として、「専門分野の看護師を活用してください」という趣旨の活動があり、当院ではいち早く依頼をし、来ていただくことができました。

新人看護職員研修の様子

急変時対応といっても、急変時対応のABCではなく、自分が転倒患者さまに接した場合、どうアセスメントして対応していくか事例を用いて考えました。

また、医師への報告の仕方をIーSBAR-Cを用いて考えました。

今回の研修で強調してくれていたのは、「転倒した要因を明らかにしないと転倒を繰り返す。要因がわからないと大きな事故につながる、これが看護として大切である。」ということでした。

新人看護職員には少し難しいかもしれない内容でしたが、新人看護職員からは「患者の転倒時状況把握だけでなく、転倒前の環境要因や身体的症状をみることが大切だと学べたので今後に活かしていきます。」「転倒時は大丈夫ですか?どこ打ちました?などで終わりがちだが、何が原因なのか考えることも大切と学びました。」という前向きな声が聞かれました。

今回の研修は、新人看護職員だけでなく自発的に学びたいと考えるスタッフも5名参加しました。
次回9月にも犬童講師でをお招きしての研修を予定しています。