ヘルニア外来

ヘルニア外来
鼡径(そけい)ヘルニアとは?
 鼠径部(そけいぶ)ヘルニアは 「脱腸」とも呼ばれ、下腹部の足の付け根あたりがポッコリ膨らむ病気です。
 お腹の筋肉の隙間から腸管(ときには卵巣・脂肪など)が脱出し膨らみを作ります。放置するとだんだん大きくなり男性の場合は陰嚢(いんのう)まで膨らむことがあります。多くの場合で腹痛などの症状を来すことはありませんが、治療が必要であると考えられています。
なぜ治療が必要か?
 ヘルニアは放っておくと、5%程度の確率で嵌頓・絞扼(脱出した腸が戻らなくなり、血流障害を来す)という病態をひきおこすとされています。
 腸閉塞や腸管壊死の原因となり、緊急対応が必要となります。
治療法は?
 手術により筋肉の隙間を塞ぐ治療を行います。 大きく分けて2つの治療法があります。
・組織縫合法 (筋肉同士を縫い縮めて隙間を塞ぎます。)
・メッシュ法 (人工の網(メッシュ)で孔を塞ぎます。) 
阪奈中央病院外科の取り組み
 メッシュ法は組織縫合法に比べ、術後長期に続く痛みや鼠経部のツッパリ感が少なく、再発率が低い点などのメリットがあり、特別な理由がない限りは第一選択としています。
 本年より腹腔鏡下手術を導入し、より小さな傷で体に負担の少ない手術を心がけています。
 2泊3日~の短期入院で治療が可能です。
  利点 欠点
鼠経部切開法 症例により腰椎麻酔(下半身麻酔)での手術が可能 ・傷が若干大きく、術後疼痛が強い。
・対側同時発生の有無については不明。
腹腔鏡下手術
(TAPP法)
・傷が小さく、術後の痛みや血腫、神経損傷、慢性疼痛が少ない。
・両側同時手術が可能。
・全身麻酔が必要となる。
ヘルニア外来のご案内
 毎週水曜日にヘルニア外来を開設しています。
 各症例に応じ、最適な治療法をご提案いたします。
 外来にてご相談ください。 
医師紹介
外科・ヘルニア外来
杉山 朋大(すぎやま ともひろ)
ご挨拶
平成20年 信州大学卒
卒後、胃、大腸外科を中心に研鑽を積んでまいりました。
腹腔鏡下手術は特に鼡径ヘルニア根治術(TAPP法)を得意としており、従来からの胆のう摘出術、虫垂切除術などでも積極的に施行してまいります。
手術療法、化学療法、緩和医療など、がん治療の分野でも中規模病院の特性を活かし、機動的な対応を行うことにより、当地域に貢献させていただく所存です。
皆さまのご要望にお応えし、長く信頼いただけますよう努めてまいります。
どうぞよろしくお願い致します。
資格
日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科会 消化器外科専門医、消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
精中医 マンモグラフィ読影認定医
臨床研修指導医
所属学会
日本外科学会
日本消化器外科学会
日本内視鏡外科学会
日本臨床外科学会